セガ、大型オンラインゲーム構想「Super Game」の中止を発表。GaaS戦略の見直しに伴い

セガ、大型オンラインゲーム構想「Super Game」の中止を発表。GaaS戦略の見直しに伴い

セガサミーホールディングスは5月12日、2026年3月期の決算プレゼンテーションを実施し、かつて中長期重点戦略として掲げていた「Super Game」構想を中止することを発表しました。GaaS(Games as a Service)戦略の見直しの一環としての決断とのことです。

「Super Game」構想とは

「Super Game」は、セガが2021年5月に発表した中長期重点戦略の柱のひとつであり、オンライン型の大型グローバルタイトルを創出する構想でした。現役IPの強化や過去IPの再興を進める「5か年計画」の一環として打ち出されたもので、2026年3月期頃を目途とした創出を目指し、ライフタイムでの累計売上1000億円を目標として掲げていました。2022年3月にはUnreal Engine 5を用いたオンライン型のAAA級タイトルになるといった詳細も明らかにされています。

しかしその後、累計売上1000億円規模やオンラインでのコミュニティ化といった構想について、市場環境に応じて見直しを進めている旨が伝えられていました。

GaaS戦略見直しの背景と今後

今回の決算プレゼンテーションでは、「Review of the GaaS Strategy(GaaS戦略の見直し)」が説明されました。2026年3月期においては、『ソニックランブル パーティ』の不振、2023年に買収したRovio Entertainmentとの協業が経済価値創出に至らなかったこと、いくつかのタイトルの発売に遅れが生じたことなどが課題として挙げられています。これらを踏まえ、「Super Game」構想の中止が決断されたとのことです。

中長期的な成長に向けた柱の見直しとして、基本プレイ無料ゲームの開発に携わっていたスタッフのうち100人以上が、すでに主力IPの買い切り型タイトルの開発チームへ異動していることが明かされました。またRovio Entertainmentについては、グローバルの運営型タイトルに向けた取り組みを継続しつつも、まずは会社の再構築を図る方針へ切り替えるとのことです。

過去IP再興の動きは継続

なおセガでは先月、過去IPの新展開を担うプロジェクトとして「SEGA UNIVERSE」を発表しています。同プロジェクトの第1弾として、2026年に周年を迎えるタイトルにフォーカスしたアニバーサリー企画を展開することが明らかにされており、過去IPの再興という点では5か年計画の思想と一致する部分もあります。今後のセガの戦略展開が注目されます。

参照元: AUTOMATON