『ロックマン: デュアルオーバーライド』開発陣インタビュー、40周年新作に込めた挑戦とナンバリング撤廃の狙い

『ロックマン: デュアルオーバーライド』開発陣インタビュー、40周年新作に込めた挑戦とナンバリング撤廃の狙い

カプコンが2027年の発売を予定している『ロックマン』シリーズ最新作『ロックマン: デュアルオーバーライド』について、開発陣へのメディア合同インタビューが行われました。プロデューサーの和泉真吾氏、南谷洋行氏、ディレクターの生田真也氏が、シリーズ40周年に向けた新作の狙いや、これまでのシリーズとは異なる挑戦的な試みについて語ったことが分かりました。

ナンバリングを外した狙いは新規ユーザーへの配慮

本作は2018年発売の『ロックマン11 運命の歯車!!』以来、およそ8〜9年ぶりとなる無印『ロックマン』シリーズの完全新作です。タイトルからナンバリングが外された点について、和泉氏は、シリーズが長期にわたって続いてきたことで数字が大きくなり、新規ユーザーにとって心理的な障壁になり得るためだと説明しています。

実際、前作『ロックマン11』のアンケートでも「ナンバリングが冠されていると敷居が高そうに感じる」という意見が寄せられていたとのことです。「ここから『ロックマン』を始めていただいても大丈夫ですよ」という思いを込めてナンバリングを外したと語られています。

ストーリー面についても、シリーズ未経験のユーザーでも入りやすい新しい内容としつつ、既存ファンがニヤリとできる要素も盛り込む方針であることが明かされました。

新ボス「トゥインクルガール」に込められた新しい方向性

本作で最初に公開されたボスキャラクター「トゥインクルガール」は、これまでのシリーズには見られなかった現代的なアニメ風のビジュアルが特徴です。生田氏によれば、このキャラクターは本作で最初にデザインされたボスであり、「今回はどこまでやっていいのか」という新作全体の線引きを決める意味合いを持たされたキャラクターであるとのことです。

シリーズ従来の“垣根”を取り払う象徴的な存在として位置づけられており、他のボスについてもイケメン系やコミカル系など、バリエーション豊かなキャラクターが登場する予定であることが語られました。ボスキャラクターのユーザーデザインコンテストも実施されており、最終選考の発表は現在準備中とのことです。

ステージ構成と演出面の進化

本作ではボス1体につき複数のステージが用意されるなど、構造面での刷新が図られています。ステージ自体も奥行きのある背景や、時間帯の変化といった演出が盛り込まれ、ボスに至る導線が丁寧に作り込まれているとのことです。

また、ボスのモーションについては実際のアクターの動きをキャプチャーして制作されており、人間らしさが出過ぎないよう調整を重ねたと説明されました。戦闘前の決めポーズや登場演出にもこだわり、各キャラクターの個性を表現する作りになっているとのことです。

ゲームシステム面では、多様な攻略法を編み出せる新要素「カスタムチップ」の導入も明らかにされており、シリーズ40周年を飾る新作として、新旧両方のユーザーに向けた開発が進められています。

参照元: 電ファミニコゲーマー