Microsoftは、オープンソースゲームエンジン「Godot」を使用してXBOX on PC向けのゲームを開発するためのサンプル「XBOX Godot sample」をGitHubで公開したと発表しました。Godot開発者がXBOXプラットフォーム向けのタイトルを構築する際の参考実装として位置付けられています。
Microsoft GDKやPlayFabとの統合をカバー
今回公開されたサンプルは、Microsoft GDK(Game Development Kit)、XBOX Services、およびPlayFabをGodotエンジン内から利用するための拡張機能(Godot extension)の実装例です。開発者は使い慣れたGodotから離れることなく、XBOX on PC向けのタイトル開発を進められるとしています。
サンプルでカバーされている主な機能は以下のとおりです。
- Microsoft GDKのプラットフォームサービス
- PlayFab CoreおよびPlayFabサービス
- PlayFab Multiplayer(Lobby、Matchmaking、Party)
- GameInput(GodotのInput / InputMapとのブリッジを含む)
これらにより、サインインやゲームパッドコントローラーのサポートといった、XBOXタイトルに必要な要素をGodot側に組み込む方法が示されています。サンプルは2026年4月版のGDKに対応しているとのことです。
ソース提供のリファレンスとして公開
本サンプルは製品ではなく、ソースコードのみのリファレンスとして提供されます。ラッパー層はMITライセンスで公開されていますが、依存関係となるGDKおよびPlayFabについては別途インストールとライセンス同意が必要です。
また、更新やメンテナンスについて定期的なスケジュールは設定されておらず、コミュニティからのフィードバックやプルリクエストを受けながら改善を進めていく方針が示されています。
Microsoftは今回の公開について、Godot向けのXBOX on PC対応における第一歩であると説明しています。なお、本サンプルはXBOX on PC向けに限定されており、XBOX Series X|SおよびXBOX Oneのサポートは含まれません。これらのコンシューマー機向けの開発については、別途XBOX担当者への問い合わせが必要となります。
Microsoftは、選択するエンジンを問わずXBOX on PC向けの開発をより容易にすることを目標として掲げており、これまでもカスタムエンジンやミドルウェア向けのサンプルを公開してきました。今回のGodot向けサンプルの公開も、その取り組みの一環となります。
参照元: Xbox Wire