シナリオライター/ストリーマーのディズム氏は6月16日、同氏が手がけたTRPGシナリオ『カタシロ』の公式サイトのドメインが第三者に取得されたことを報告しました。現在、従来のURLにアクセスしても『カタシロ』とは無関係なサイトへ遷移する状態となっており、ユーザーに対してアクセスしないよう注意を呼びかけています。
『カタシロ』とは
『カタシロ』は、キーパー1人、プレイヤー1人の計2人でプレイする『新クトゥルフ神話TRPG』向けの対話型シナリオです。公式が公開しているあらすじでは「探索者は、目が覚めると病院にいた。医者が言うには、雷に打たれたらしい。それ以前の記憶は、失われている。」と紹介されています。
戦闘や冒険ではなく、NPCとの会話や行動の選択を中心に物語が展開されるのが特徴で、プレイヤーが動かすキャラクターやプレイヤー自身の価値観が問われる構成となっています。誰がプレイするかによって物語の帰結が変わる点が魅力とされ、ストリーマーによる配信プレイでも人気を集めてきました。さらに有名人が出演する舞台「カタシロRebuild」「カタシロ~Relive~」など、マルチメディア展開も行われています。
ドメイン取得の経緯と作者の対応
ディズム氏の報告によると、従来の公式サイトのトップページ自体は同じような見た目で表示されるものの、リンクをクリックすると無関係なサイトに遷移する状態になっているとのことです。同氏はSNSにて「トップページは同じだけど無関係なサイトに飛ぶので、アクセスしないようにしてください」と注意喚起しました。
編集部が従来の公式サイトURL(https://katashiro.com/)を確認したところ、トップページには「カタシロRebuild」や映画「カタシロReplica」といった記載が残されているものの、クリックするとオンラインカジノ系とみられるサイトに遷移するようになっていることが分かりました。
今回の件は復旧を目指すものではないとのことで、ディズム氏は「これまでのカタシロ全部まとめたような、総合サイトを新しく作れるよう動いてみるぜ」とコメントし、新たな総合サイトの設立に向けて動く方針を示しています。
ドメイン放棄をめぐる近年の事例
昨今では、サービス終了済みの運営型ゲームの公式サイトなどで、ドメインの更新が切れたタイミングで第三者に取得されるケースがたびたび確認されています。今回のように、従来の公式サイトのトップページを装いつつ、各種リンクから無関係なサイトに遷移するよう設定されている事例も少なくありません。見慣れないサイトに遷移した際には、それ以上クリックせず速やかに離脱することが推奨されます。
『カタシロ』はマルチメディア展開されていることもあり、情報が集約された新サイトの設立が待たれます。
参照元: AUTOMATON