Summer Game Fest: Play Days 2026にて、ドイツのデベロッパThird Shiftが開発し、Annapurna Interactiveがパブリッシングを担当するナラティブアドベンチャー『Forever Ago(フォーエバー・アゴー)』が試遊出展されました。4Gamerが試遊レポートを掲載しており、本作の独特な世界観や演出の一端が明らかになっています。発売日は2026年10月8日で、インタフェースとテキストは日本語にローカライズされることも決定しています。
妻との思い出を辿るロードトリップ
本作の主人公は、悲しい出来事によって心に深い傷を負った老人・アルフレッドです。彼は最愛の妻オードリーとの思い出が残る各地を、ミニバンに乗って巡っていきます。プレイヤーはアルフレッドを操作し、道中で出会う一癖あるNPCたちとの会話を通じて物語を進めていく構成とのことです。
旅の中で出会う人々や、各地に残された生活の痕跡に触れることで、アルフレッド自身の過去や壊れた夢、後悔の念が少しずつ解きほぐされていくとされています。派手なアクションやサバイバル要素は存在せず、静かで内省的な作品として描かれます。
カメラを用いたインタラクション
本作を象徴するガジェットとして登場するのが、アルフレッドが手にする1台のカメラです。美しいロケーションや思い出深い場所を写真として切り取り、旅の記録をアルバムにアーカイブしていくことができます。
また、ファインダー越しに周囲を観察して環境パズルを解くといったインタラクティブな要素も用意されているほか、カメラのフラッシュをきっかけに過去の記憶がカットシーンとして挿入される演出もあるとのことです。
試遊版で描かれた印象的な場面
試遊版の舞台となったのは、アルフレッドとオードリーが出会って間もない頃に頻繁に立ち寄っていたという、ガソリンスタンド併設のロードサイド店舗「Carl's Pumpin' Mart」です。店内で若き日の自分たちが写った写真を見つけた場面では、通常のフラッシュバックとは異なり、かつてオードリーと暮らした廃墟のような家屋がモノクロの幻影として出現。その薄暗い情景の中で真紅の花だけが咲き乱れる演出が印象的だったと報じられています。
プレイヤーはオードリーの声を頼りに進みますが、彼女を見つけることはできず、アルフレッドの不穏な心理状態が浮かび上がる構成となっていたとのことです。哀愁漂うシネマティックな空気感と情緒的なサウンドトラックが特徴的な本作は、Steamストアページでウィッシュリスト登録が可能となっています。
参照元: 4Gamer.net