元SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の吉田修平氏が、韓国・釜山で開催されたインディーゲームイベント「Busan Indie Connect Festival 2026(BIC 2026)」を訪問し、その模様が4Gamerのインタビュー記事で公開されました。昨年に続き2回目の参加となる吉田氏が、韓国インディーシーンの現状と今後の展望について語っています。
過去最大規模となったBIC 2026
「BIC 2026」は2026年8月14日に釜山で開幕した韓国最大級のインディーゲームイベントです。8月7日からはオンラインイベントも先行して開催されており、応募総数は過去最大を更新。41の国と地域から集まった180作品以上が展示されています。
併催カンファレンスには吉田修平氏のほか、『ブルーアーカイブ』のキム・ヨンハ氏なども登壇し、注目を集めました。会期中には吉田氏によるトークセッション「TALK with Shu」が行われ、韓国のインディーゲーム開発者2名を迎えて、パブリッシャがピッチのどこを見るのか、開発者とパブリッシャが長く付き合うために何が大事なのかといったテーマで議論が交わされたとのことです。
30本のおすすめタイトルと韓国開発者への提言
吉田氏はBIC 2026の会場を精力的に巡り、30本にのぼるおすすめタイトルのリストを作成したことが明らかになりました。同氏が特に気に入ったタイトルとして、「赤い玉を追う猫のゲーム」や潜水艦同士の駆け引きを描いた作品、コミュニケーションが苦手なキリンが主人公の作品などが挙げられています。
一方で吉田氏は、韓国の開発者に対して重要な提言も残しました。コントローラーでのプレイ文化が根付いていない韓国のインディーシーンに対し、世界市場を視野に入れるのであれば「英語対応」と「コントローラー対応」を早期に進めるべきだと指摘しています。韓国ではPCゲームが主流でマウス・キーボード操作が前提となっている作品が多いものの、海外展開を考える上ではこれらの対応が不可欠であるとの見解です。
「2、3年でドカンといく」可能性
吉田氏は昨年に続く2回目の参加ということもあり、韓国インディーシーンの変化をより明確に捉えられたようです。若手開発者による独立の気運が高まっており、良い意味での「インディー感」が会場に戻ってきたと評価。今後2、3年のうちに韓国インディーシーンが大きく飛躍する可能性があると述べています。
吉田氏はBitSummitの審査員も務めるなど、日本国内外のインディーゲームシーンで積極的な活動を続けており、今回のBIC 2026訪問も同氏のインディーゲーム支援活動の一環となります。
参照元: 4Gamer.net