Game*Sparkが2025年8月22日、砲撃シミュレーションゲーム『IRON NEST: Heavy Turret Simulator』の開発者であるNick Nieuwoudt氏へのインタビュー記事を公開しました。本作は同年8月6日にPC向けにリリースされ、価格は1,980円です。
巨大砲台の砲撃手を体験するシミュレーター
『IRON NEST: Heavy Turret Simulator』は、ディーゼルパンクな世界観の中で巨大な砲台を1人で稼働させる砲撃シミュレーションゲームです。プレイヤーは「IRON NEST」と呼ばれる巨大砲台の砲撃手として、最高司令部や前線から送られてくる報告をもとに砲撃地点を測定し、徹甲弾や発煙弾など30種類に及ぶ弾丸から適切なものを選択して砲撃を行います。日本語にも対応しています。
インタビューでNieuwoudt氏は、本作の特徴について、単に砲撃をシミュレートするだけでなく、プレイヤーを「砲撃の責任を負う人物」という立場に置き、マシン内部から戦場を管理するプレッシャーや集中力、責任感を描くことに主眼を置いたと語っています。「何に、いつ攻撃するのか」「手元にある情報で正しい決断を下せているのか」を判断するプロセスこそが本作の核であるとのことです。
本作のアイデアの源泉として、氏は大友克洋監督による短編アニメーション「大砲の街」から強い影響を受けたことを明かしました。また、ゲームデザイン面では『HighFleet』や『PVKK: 惑星防衛砲指揮官』からの影響も挙げています。
退役軍人からのフィードバックと今後の展開
リリース後に印象深かったフィードバックとして、Nieuwoudt氏は退役軍人からの反響を挙げています。「自分たちの体験を思い出させてくれる」「射撃指揮官や砲手という仕事の重要な側面を捉えている」といった声が寄せられたとのことです。氏は本作について、砲台の動作を完璧に再現するシミュレーターではなく、「操作の責任を負う人物がどのような感覚を抱くのか」という精神面でのシミュレーターに近いものを目指したと述べています。
今後のアップデートについては、現在「Save & Quit / Continue」機能の追加を最優先で開発およびテストしているとのことです。並行してバグ修正や快適性の向上、「スカーミッシュミッション」の追加にも取り組んでおり、その後は新たなミッションタイプや新規ゲームシステム、新弾薬タイプなどを盛り込んだ「フルキャンペーン拡張」へと移行する予定であることが明らかになりました。ロードマップのさらに先では、協力プレイやマルチプレイの導入も視野に入れているとのことです。
また日本語ローカライズはコミュニティの協力により対応しており、ミッションテキストが自動生成される仕組みのため、部隊名などの動的な要素を正しく翻訳できるようシステムの根幹を拡張する必要があったと技術的な課題も語られています。
参照元: Game*Spark