個人クリエイターの峠タカノリ氏が開発する3Dレールシューティングゲーム『士機(SIKI)』について、Game*Sparkが開発者インタビューを公開しました。本作は2026年3月20日よりSteamにて早期アクセス配信中で、ユーザーレビューでは「やや好評」を獲得しています。
90年代アーケードSTGを美少女ゲームとして復活
『士機(SIKI)』は、90年代にアーケードで流行していた3Dシューティングゲームを美少女ゲームとして再構築した作品です。大日本帝国海軍が存続する世界線の近未来を舞台に、プレイヤーは空戦人型ドローン「士機」を操作し、さまざまな戦場で敵性部隊を駆逐していきます。
開発者の峠タカノリ氏は、元々漫画家として活動していた人物です。若い頃に新人賞を受賞して上京した後、アルバイト先のコンビニ店長の縁で雑誌「月刊コンビニ」にて「現役コンビニ店員の漫画家」という肩書きで連載を持つに至ったといいます。同誌に加え、ミリタリー系出版社であるイカロス出版でも執筆を行い、単行本も刊行してきました。
2024年にゲーム制作を決意
コロナ禍の影響もあり漫画連載の仕事が縮小していく中、峠氏は小学生の頃から抱いていた「ゲームを作りたい」という夢に向き合うことを決意。約2年前からUnityやBlenderといったツールを触り始め、開発を進めてきたとのことです。
最初は完成を目指すというよりも、自身の思い描く世界観を動かして公開できればという気持ちで制作を始めたと語っています。
「桜花」から続く萌えミリタリー世界観
本作の世界観は、峠氏が2004年に公開したホームページ「電算連合艦隊提督 桜花」に端を発しています。大日本帝国が敗北することなく現代にも存続し、連合艦隊を制御するのが女の子の姿をした人型であるという設定で、萌えとミリタリーを融合させた作品でした。峠氏によれば、『艦隊これくしょん』などの類似ジャンル作品よりも早い時期に制作されたコンテンツだといいます。
ただし『士機(SIKI)』と「桜花」の関係は地続きではなく、「世界観は同じだが時間軸が異なるパラレルな物語」と位置付けられています。
作中で「士機」と呼ばれる機体は、艦隊指揮を行う将官機、それをサポートする佐官機、思考能力を持たない兵型に続いて登場した尉官機を指します。佐官機と兵型の間を取り持ち、戦闘能力と指揮能力を兼ね備えた尉官機に対し、敬意を込めて「兵士の士」と「機械の機」を組み合わせた呼称が与えられているとのことです。ゲームに登場するキャラクターは、いずれも航空機である尉官機として設定されています。
インタビュー全文では、キャラクターデザインや設定に関するより踏み込んだ内容も語られています。
参照元: Game*Spark