アドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』を手がけた個人ゲーム制作者の鬼虫兵庫氏が、自身のXアカウントでSteamの審査基準の不明瞭さについて苦言を呈したことが分かりました。新作体験版の審査をめぐる一連の経緯の中で投稿されたものとなります。
真っ黒に見える画像がリジェクト対象に
鬼虫兵庫氏は6月12日ごろから、Xにて新作の体験版のSteam審査が遅れており、6月16日から始まるSteam Nextフェスに体験版を出せないであろうことを嘆いていたと報じられています。なお、この体験版は次回作として予告されている『遥かなる円形世界』のものと見られています。
そして同氏は「Steamの審査基準が読めない」とする長文を投稿。「Steamが独自基準なのは分かるし、モデレーションが必要なのも分かる。審査するなとは言ってないけど、ただ、どこまでOKでどこからNGなのか、そのラインが現場でブレブレすぎてマジで誰も読めない」と述べ、リジェクトされたという何も描かれていない真っ黒に見える画像を添付しました。
この画像がリジェクトされた理由については、リプライにて「川に落ちた少女がシャワーを借りるシーンを真っ暗な画像に差し替えた」ものであり、「内容も“これからどうしよう…”と考えを巡らせているだけなのに“性的すぎる!審査不能!”って扱いになった」と説明しています。
過去事例にも言及、基準の統一性に疑問
鬼虫兵庫氏は過去に『CHAOS;HEAD NOAH』や『Aftermath Z: Red Pine Lake』がSteamの審査に通らず、その後判定が覆った件にも触れ、「それは統一基準とは言えないのではないか」「レビュー現場と経営層で、どこに線引くかの認識がちゃんと共有できているのか」と疑問を呈しています。
さらに『バニーガーデン』の開発者が語ったとされる「BANされる可能性があるから巨乳キャラしか出せない」という話にも言及し、「そのうちセンシティブ関係なく未成年キャラ自体出せないなんて流れになってもおかしくない」との懸念を示しました。
Steamの審査基準をめぐる問題はこれまでもたびたび議論の対象となっており、今回の投稿も開発者側からの問題提起として注目を集めることになりそうです。
参照元: Game*Spark