ホビージャパンは、2025年5月22日から24日にかけて京都市勧業館みやこめっせで開催されたインディーゲームイベント「BitSummit PUNCH」に、開発中の新作『クイーンズブレイド リビルド(Queen's Blade Re:Build)』を出展しました。同社初の自社パブリッシングタイトルであり、ブースには試遊台のほか美闘士「アイリ」のコスプレイヤーも登場するなど盛況だったことが報じられています。
ローグライト×アーマーブレイクのカードゲーム
本作は、「クイーンズブレイド」シリーズのキャラクターやお色気要素を引き継いだ、ローグライト・アーマーブレイク型のカードゲームです。プレイヤーはコスト「TP」を支払って美闘士カードを場に配置し、敵美闘士と戦います。
特徴的なのはリアルタイム要素を取り入れている点で、TPは時間経過で回復し、美闘士もカウントが溜まると攻撃を行います。なお、設定によってターン制に切り替えることも可能とのことです。基本的に相手のカードを排除しなければダメージを与えられないため、TP管理とカード配置の判断が攻略の鍵となります。
また、シリーズ恒例のお色気要素として、攻撃が通ると敵美闘士のアーマーがブレイクする「アーマーブレイク」システムを採用。アーマーをブレイクさせることで本体にダメージが通る仕組みになっています。
BitSummitに出展されていたビルドは、6月開催のSteam Nextフェスで体験できるものと同一のもので、プレイアブルキャラクターとして「レイナ」を選択可能。チュートリアルでは「アレイン」が教官役として登場し、シリーズ20周年企画から誕生したイラストレーター・渡邉亘氏デザインの「ネンネ」とも戦えました。
開発者インタビュー:最高難度は開発者でも手こずるレベル
会場では、ホビージャパン ゲーム事業部 ゲーム開発第一課 チーフプロデューサーの宇藤慶彦氏に話を聞くことができました。
宇藤氏によると、ホビージャパンは長年カードゲームやボードゲームの開発、他社IPのカードゲーム企画・販売、ルール開発を手がけてきた経緯があり、自社初のパブリッシングタイトルとして「最も得意な分野であるカードゲーム」を選んだとのことです。デジタル部分の開発は外部の開発会社に依頼しているものの、システムの基礎やルールはまずアナログのカードキットとして社内で構築し、その後デジタル化する形を取っているといいます。数値調整についてもホビージャパン側で何百回もプレイテストを重ねて詰めているそうです。
プレイアブルキャラクターはレイナ、トモエ、アイリの3名が予定されており、クリアごとにアンロックされていきます。キャラクターごとに専用カードや複数のスペシャルスキルが用意されており、デッキ構成に応じてスキルを選ぶ要素もあるとのことです。
やり込み要素として、通常モードクリア後には『Slay the Spire』のような最大7ステージの高難度モードが解放されます。宇藤氏によれば、最高難度は「開発の人間が6割から7割クリアできる」レベルに設定されており、ステージ7のクリアは相当な腕前を要求される調整とのこと。さらに高難度モードではキャラクターの成長要素がなく、毎回レベル1からのスタートとなるため、プレイヤー自身の習熟が求められる作りになっています。
IP選定の理由については、ホビージャパンのファン層と美少女路線のコンテンツとの親和性を踏まえ、自社パブリッシング第1弾として「クイーンズブレイド」が最適だったと語っています。DLC展開についても、販売状況次第でプレイアブルキャラクターやカードの追加を検討する余地はあるとのことです。
リリース情報
『クイーンズブレイド リビルド』はSteam向けに開発中で、2026年夏のリリースが予定されています。なお、BitSummit PUNCHと同一の試遊ビルドが6月のSteam Nextフェスにも出展されます。
参照元: インサイド