Frictional Gamesは、開発中の新作アドベンチャーゲーム『Ontos』について、初となる10分間のゲームプレイ映像と共にその内容の詳細を公開しました。本作はPlayStation 5向けに2027年の発売が予定されています。
『SOMA』の精神的続編として
『Ontos』は、同スタジオの過去作『SOMA』の精神的続編と位置づけられており、プレイヤーに深い哲学的な問いを投げかける作品です。開発チームによると、本作は10年以上にわたって制作が続けられてきたとのことです。
ゲームの中心となるのは、瞬間的なアクションではなく、調査・検証を経て重要な選択を下していく、ゆったりとしたペースの体験だと説明されています。プレイヤーは複雑な「実験」に遭遇し、それぞれに独自の設定・問い・哲学的ジレンマが用意されているとしています。
「ネズミで構成されたサーバー」を巡る実験
今回公開された映像では、コンピューターサーバーの中に閉じ込められたとされる人物「Crombie」を巡るシチュエーションが紹介されました。このサーバーは60匹のネズミがラックに繋がれて構成されているという特殊な設定になっています。
開発チームはこの設定について、「コンピューターにシミュレートされた人間という発想は現代では受け入れやすいが、ネズミによって構成された存在はより飲み込みにくい」と述べており、こうした設定を通じて「ネズミたちにも意識があるのか」「二つの意識が同じ物理的媒体に共存できるのか」といった問いを喚起することを狙っているとしています。
ゲーム内には他にも「魂の探求」に取り憑かれたZikeという人物なども登場します。登場人物への理解を深めることが、より良い選択につながる仕組みになっており、時には自身の感情に反する回答を選ぶことが目的達成に必要となる場面もあるとのことです。
実験パートの内容と再プレイ性
ラボに入った後は、Crombieの頭部に接続されたプローブを慎重に操作する実験パートが待ち受けています。プレイヤーは指示に従うだけでなく、事前に集めた情報を基に独自のアプローチを試すことも可能です。開発チームは、目標・不明瞭な指示・失敗のリスクを組み合わせることで、緊張感のあるシーンを作り上げることを目指したとしています。
実験の結末は多岐にわたり、プレイヤーに提示される選択肢の全容も明確にはされていません。この設計により、繰り返しプレイすることで理解が深まり、アプローチも明確になっていく高いリプレイ性を実現するとしています。
『Ontos』はPlayStation 5向けに2027年発売予定で、現在ウィッシュリストへの登録が可能です。
参照元: PlayStation Blog