Synaptic SimulationsとiniBuildsは、『Microsoft Flight Simulator』向けのアドオン「A220 Airliner」を、シミュレーター内マーケットプレイスにて配信開始しました。価格は64.99米ドルです。開発の経緯や特徴について、Xbox Wireにて開発チームへのインタビューが公開されています。
若手開発チームによる初のプロフェッショナル製品
Synaptic Simulationsは、高校を卒業して数年という若手開発者8名で構成されるチームで、今回の「A220 Airliner」がプロフェッショナルとしての初リリース作品となります。メンバーの多くは2020年から2021年頃に、コミュニティ主導のフリーウェアA220プロジェクトを通じてDiscordやRedditで知り合ったとのことです。当時、メンバーの多くは16〜17歳で、その後エンジニアリングや計算機科学の学位を取得し、ソフトウェア業界でのキャリアを歩みながら本プロジェクトを継続してきました。
チームを率いるのは、CEO兼アートマネージャーのHarsh Duba氏、リードシステムプログラマーのShaye Garg氏、リードアビオニクスプログラマーのMike Romashov氏の3名です。開発初期には、A220が比較的新しい機体でありながら本格的な高再現度シミュレーションが存在しないという状況に着目し、あえて複雑な現代旅客機からスタートすることを選んだと語っています。
iniBuildsとの協業と主な機能
本プロジェクトは、フライトシミュレーション業界の大手クリエイターiniBuildsとのパートナーシップにより製品化されました。iniBuildsはパブリッシングに加え、テクスチャアートワークの大部分、旅客キャビン、リバリー、アニメーション、コックピットの細部調整、カスタムサウンドパッケージ、独自のElectronic Flight Bag(EFB)の開発を担当しています。
再現機能としては、実機のシステムを忠実に再現した3D地形マップ、独自の圧縮アルゴリズム、ホールドの作成やクロッシング制約の設定、リルートなどをナビゲーションディスプレイから直接操作できるグラフィカルなフライトプランニングシステムが搭載されています。コックピット内および機体ディスプレイ上で操作可能なインタラクティブなサーキットブレーカーも数多く実装されており、電気系統シミュレーションと連動する仕組みです。また、A220エンジン特有の「ホエールハウル」と呼ばれる音も再現されています。
対応プラットフォーム
『Microsoft Flight Simulator 2024』は、Xbox Series X|S、Xbox Game Pass、PC Game Pass、Windows、Steam、PlayStation 5に対応しているほか、Xbox Cloud Gaming経由でモバイル端末やロースペックPCでもプレイ可能です。
参照元: Xbox Wire