MIXIは2025年5月15日、2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の連結決算を発表しました。売上高は1,713億円(前年同期比10.7%増)、営業利益は222億円(同16.3%減)と、増収減益の決算となりました。
全体業績:PointsBet連結で増収も、営業利益は減少
同社の発表によると、EBITDAは311億円(前年同期比1.6%減)となりました。増収はPointsBet社の新規連結などが寄与した一方、『モンスターストライク』の減収影響や、前期に投資事業で大型の売却益を計上していた反動により、利益面では減少となっています。
ゲーム事業:『モンスト』はコスト効率化で利益を維持
デジタルエンターテインメント事業の売上高は838億円(前年同期比10.8%減)、セグメント利益(EBITDA)は430億円(同2.8%減)となりました。
『モンスターストライク』はMAU(月間アクティブユーザー数)の減少により売上高が減少したものの、独自決済チャネル「モンストWebショップ」経由の決済増加による手数料減少などのコスト効率化が進みました。第4四半期ベースでは、年始施策、第3四半期の地上波アニメ放映、人気IPとのコラボなどが奏功してARPUが増加し、売上高の減収幅は前年同期比8.5%減に留まったほか、EBITDAは同1.2%増益を確保しています。
海外展開については、『モンスターストライク』のグローバル版『STRIKE WORLD』が2025年4月に本格運用を開始し、インド市場での成長を目指すとしています。
今期予想と中期ビジョン
2027年3月期のデジタルエンターテインメント事業は、『モンスターストライク』の直近実績を勘案して減収を見込んでおり、『STRIKE WORLD』の売上は見込まず、事業開発用コストなどを含めて35億円の先行投資を計画しています。セグメント売上高は775億円(前期比7.6%減)、EBITDAは385億円(同10.6%減)の予想です。連結業績予想は売上高1,850億円(同8.0%増)、営業利益195億円(同12.4%減)となっています。
中期ビジョンでは「We-Timeエコノミー」を定義し、デジタルエンターテインメント事業で売上高900億円以上を目指すとしています。成長戦略として、国内における『モンスト』の利益水準維持と、日本発IPと連携した海外市場の開拓を掲げました。
なお、スポーツ事業は売上高5カ年CAGR37%と成長を続けており、EBITDAは今期50億円を超え、第2の柱として位置付けられています。2026年3月期の1株当たり年間配当金は120円、2027年3月期は125円と増配を見込み、配当性向の目安を従来の20%から40%に引き上げる方針も示されました。
参照元: インサイド