Mango Factoryが開発し、PC向けに2025年4月24日にリリースされたマーダーミステリー・カードバトルアドベンチャー『くみたんてい:昭和の殺戮無感動学園』について、Game*Sparkにて開発者インタビューが公開されました。ディレクターのSelina Kibara氏が、本作の制作経緯やリリース後の反響について語っています。
二次創作から始まったオマージュ作品
本作は、プレイヤーが1989年組の「絶対的生徒」の一員として、他の16人と共に地下壕に閉じ込められデスゲームに巻き込まれるというマーダーミステリーアドベンチャーです。論戦パートでは、集めた証拠やスキルカードを用いたカードバトル形式で議論を進める仕組みが採用されています。
インタビューによると、本作は当初コロナ禍における外出自粛期間中に、有志の友人同士が『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の小規模な二次創作として制作を開始したものだったとのことです。開発が進むにつれて愛着が深まり、正式なオマージュ作品として作り変える決断に至ったと説明されています。
Selina氏は、本作の特徴としてアートディレクションを挙げており、「うる星やつら」や「ダーティペア」といった1980年代初頭のアニメを、ブラウン管テレビで観ているかのような質感の再現を目指したと述べています。また、1980年代のバブル期まで大日本帝国が存続しているという架空の歴史設定も、本作独自の要素とされています。
影響を受けた作品と今後のアップデート
影響を受けた作品として、Selina氏は『ダンガンロンパ』シリーズを筆頭に、映画「バトル・ロワイアル」、ゲーム『BioShock』、「新世紀エヴァンゲリオン」、高橋留美子氏の作品などを挙げています。個人的に最も好きなゲームは『MOTHER2 ギーグの逆襲』であるとも語っています。
リリース後のユーザーからのフィードバックについて、Selina氏はキャラクターへの反響が大きいことを喜んでおり、「一見するとグループの中で一番嫌われそうなキャラクターにさえ熱狂的なファンがついていて、考察やファンアートを寄せてくれている」と紹介しています。
一方で、臨床試験内のミニゲーム「コスミドール」については厳しい意見が寄せられたとのことで、これは『ダンガンロンパ』における「閃きアナグラム」に相当する要素だといいます。エピソード2のリリースに合わせて、このミニゲームを全面的に刷新する予定であることも明らかにされました。エピソード2は2025年の年末頃のリリースを目指して開発中とのことです。
なお、本作は日本語に完全対応しており、Selina氏自身も翻訳作業に直接関わっていると説明されています。実況配信および配信での収益化についても全面的にサポートするとの方針が示されました。
『くみたんてい:昭和の殺戮無感動学園』は現在1,700円で配信中です。
参照元: Game*Spark