スクウェア・エニックスより2026年6月18日に発売されたアクションRPG『冒険家エリオットの千年物語』について、海外メディアによるレビューが出揃いました。Metacriticにおけるメタスコアは、執筆時点でPS5版が82点、ニンテンドースイッチ2版が79点、PC版が78点となっており、おおむね好評な滑り出しを見せています。
クラシックな冒険心を呼び戻す一作
本作は「HD-2D」シリーズ初の完全新作アクションRPGとされる作品で、プレイヤーは冒険家エリオットとなり、姫の呪いを解くために相棒の妖精とともに4つの時代を巡る物語が描かれます。対応プラットフォームはPC(Steam、Microsoft Store)、PlayStation 5、Xbox Series X|S、ニンテンドースイッチ2で、Steam版のみ6月19日発売予定となっています。
海外レビューでは、『ゼルダの伝説』や『クロノ・トリガー』、『アランドラ』といった往年の名作からの影響を指摘する声が多く見られました。90点を付けたGameSpewは「豊富な探索要素や攻略すべきダンジョン、入手可能な武器や魔法が数多く用意されている」と評価し、冒険にのめり込めるプレイヤーには間違いなく気に入る作品だとしています。
「童心を呼び覚ます魔法」への評価
80点を付けたRegion Freeは「あらゆる年代が楽しめる愛らしく親しみやすい作品」とした上で、「スクウェア・エニックスは童心を呼び覚ます冒険を作り上げる魔法の手腕をまだ失っていない」とコメントしています。Hobby Consolas(83点)も、本作が「昔ながらの冒険譚が今なお健在であることを証明している」とし、プレイヤーをRPGの黄金時代へとタイムスリップさせてくれる力を高く評価しました。
85点を付けたElDesmarqueは、プレイ開始の瞬間から『ゼルダの伝説』の真髄が息づいていると述べ、浅野チームとスクウェア・エニックスの系譜にふさわしい優れたアクションRPGとして安定感を保っていると評しています。
指摘されたシンプルさと課題
一方で、評価をやや抑えたメディアからは課題点も挙げられています。75点を付けたIGN Italiaは、ダンジョン、探索、戦闘を本作最大の強みとしつつも、「舞台設定や敵が使い回されており、本来のポテンシャルを完全には発揮しきれていない」と指摘しました。
70点を付けたIGN Franceは、「魅力的かつ優雅ではあるが、時に少しばかり控えめすぎて強い印象を残すには至っていない」と評価。また、Radio Times(80点)は、本作が「戦略的で手応えのある戦闘」や「奥深く人生観が変わるようなストーリー」を求める層向けではなく、探索と好奇心を満たす作品であると位置付けています。
総じて、クラシックなアクションRPGとしての冒険・探索体験が高く評価された一方、ゲームデザインのシンプルさや既視感を指摘する声も見られる結果となりました。
参照元: Game*Spark