韓国・釜山で開催中のインディーゲームイベント「BIC2026」に、ホラーゲーム『WHERE TO?』が出展されていることが分かりました。深夜の隔離区域でタクシーを運転し、乗せた客が感染者かどうかを見きわめ、送り届けた先で降ろすか射殺するかを判断するというダークな作品です。開発は韓国の学生チーム「APES」が手掛けています。
主人公は感染者を処理する「エージェント」
本作の舞台は、正体不明のウイルスが蔓延し隔離区域となった深夜の街です。ウイルスを生み出したのは、主人公の勤務先である企業「AXIOM」であり、発生源を公にできない事情から、感染者の処理は人知れず進める必要があるとのこと。その隠れ蓑がタクシーであり、主人公はドライバーの姿をした一種のエージェントとして描かれています。
感染者は自らの感染を自覚しているものの、それを隠しながらタクシーに乗り込んできます。街全体が隔離区域である以上、感染が発覚すれば以後の生活が成り立たなくなるためです。開発陣はこの構図を、新型コロナウイルス流行時の空気に重ねて説明しているそうです。
会話・スキャン・撮影で判断を下すゲームサイクル
プレイヤーは乗客と会話したり、特定の部位をスキャンしたり、写真を撮ったりすることで感染の兆候を探ります。ただし、アクションを重ねるごとに乗客側のゲージが蓄積され、最大になるとそれ以上の調査ができなくなる仕組みです。そのため、限られた情報のなかで降車させるか射殺するかを決断する必要があります。
道中では化け物が襲い掛かってくることもあり、助手席のボードで方向を指定してシールドを展開し、車を守るシステムも用意されています。1人の乗客を乗せてから降ろすまでは約5分ほどで、Day 5までのプレイでクリアとなる構成です。エンディングは複数用意されており、1回のプレイで語られなかった事実は別のエンディングで明かされるとのことです。
学生チーム発、リリースを目指す意欲作
開発元のAPESは、同じ大学に通う5人の学生によるチームです。企画当初は軽快なゲームを構想していたものの、海外市場、特にホラー需要が伸びているアメリカ市場を意識してダークな方向へ舵を切ったといいます。密閉された空間で緊張感を持続させつつ、外部からも恐怖が迫ってくる構造を考えた結果、タクシーというモチーフに行き着いたとのことです。
Steamではデモ版が配信中で、日本語にも対応しています。早期アクセスは近日中に開始予定で、大学卒業までの完成を目指すとしています。
参照元: 4Gamer.net