7月22日、シリーズ11年ぶりの新作『リズム天国 ミラクルスターズ』の制作を振り返るつんく♂氏の書き下ろしコラムが、「つんくnote」にて全文無料で公開されました。同作の企画から発売に至るまでの経緯や、関係者への思いが率直な言葉で綴られています。
シリーズ継続への思いと11年間の歩み
コラムでは、7月2日に発売されたシリーズ第5弾『リズム天国 ミラクルスターズ』について、つんく♂氏の視点から制作の背景が語られています。同氏は一時期、「もうシリーズが続くことはないのかな」「リズムを普及させるのは想像以上に難しかったのかな」と考えていたとのことですが、世界各地のファンから寄せられる続編を望む声に支えられてきたと明かしています。
また、かつて『リズム天国』を遊んだ世代がゲーム業界で働くようになり、類似の企画への参加を打診されることもあったといいます。しかし、これまで任天堂と築いてきた関係を重んじ、いつか次の『リズム天国』が作れると信じて丁寧に断り続けてきたと記されています。
さらに、つんく♂氏が大病を経て精神的にも苦しかった時期に、任天堂側が開発を止めずに発売へ向けて制作を続けていたことが希望の光になったとも述べています。任天堂の前社長である故・岩田聡氏との関わりについても触れ、「拳を握る思いです」と綴りました。
「発売時期に新ハードが出る」現象と今作
コラム中盤では、この10年におけるゲームハードや音楽の楽しみ方の変化、円安、AIの普及などにも触れつつ、『リズム天国』は20年前と同じアナログ感覚で再始動したと語られています。
一方で、開発チーム(TNXチーム)にとっての「呪縛」とも言える現象にも言及。過去には「ゲームボーイ」向けに開発している間に「ゲームボーイアドバンス」が発売され、「ゲームボーイアドバンス」向けに制作している間に「ニンテンドーDS」が普及するなど、いつも発売時期に新ハードが登場する巡り合わせが今作でも起きたといいます。ただし本作はNintendo SwitchとNintendo Switch 2のどちらでも楽しめる形となっているため、今回は前向きに捉えられたとのことです。
参加アーティストへの感謝
コラム後半では、本作に参加したAdoさんや櫻井優衣さんについて言及。自身の「リズム天国」体験や「つんく♂作品」との精神的な関わりがあったからこそ引き受けてくれたのだと信じていると語り、他のゲームやアニメの仕事が始まっていても『リズム天国』への参加を選んでくれたことに対して「本当に心より感謝いたします」と伝えています。
『リズム天国 ミラクルスターズ』はNintendo Switch向けに発売中で、ニンテンドーストアでは体験版も配信されています。
参照元: 電ファミニコゲーマー