Microsoftは、フライトシミュレーター『Microsoft Flight Simulator 2024』に、グッドイヤー社の飛行船「グッドイヤー・ブリンプ」が搭乗機体として追加されたと発表しました。本作への登場は今回が初となります。
米国国立公園アップデートと同時期の追加
今回の追加は、30を超える米国の国立公園および国定記念物を収録した「World Update 22: US National Parks」の配信に続くタイミングでの実装となります。デスバレー国立公園、オリンピック国立公園、アカディア国立公園、マウントフッド国有林など、雄大な自然を巡航速度でゆっくりと眺めながら飛行できるとのことです。
『Microsoft Flight Simulator』統括責任者のJorg Neumann氏は、アメリカ建国250周年と国立公園の自然美を祝う「World Update 22」に合わせて、グッドイヤー飛行船を追加できたことは絶妙なタイミングであるとコメントしています。36カ所の国立公園を含む多彩なアメリカの風景を空から楽しむのに最適な機体だとしています。
実機を忠実に再現した飛行船
現行のグッドイヤー飛行船は、ドイツのツェッペリンNT(New Technology)をベースとしたヘリウム充填式のセミリジッド飛行船で、内部フレームによって形状を保持する構造を採用しています。グッドイヤー社は2014年に艦隊をこの最新型機に切り替えたとのことです。
機体はカーボンファイバーとアルミニウムによる内部構造、コンピューター制御の操縦翼面、3基のベクタード・スラスト・エンジン、フライ・バイ・ワイヤ操縦系統を組み合わせており、最大14名を収容できるゴンドラを備えます。全長は約246フィート(約75メートル)、滞空時間は22時間以上、航続距離は600マイル(約965キロメートル)、最高速度は時速73マイル(約117キロメートル)とされています。
パイロットが語るシミュレーターでの再現度
グッドイヤー社の訓練・安全基準主任パイロットであるAdam Basaran氏は、シミュレーター内での再現度について、機体「Wingfoot Two」が実機そのままに描かれており、操縦席左側収納にあるLEDサイン用コンピューターキーボードまで再現されていると述べています。素材の質感まで忠実に表現されているとのことです。
操縦面では、約20,000ポンド(約9トン)の質量に対して総出力600馬力と、質量に対して出力が控えめであるため、操作入力から機体が反応するまでにタイムラグがあると解説。飛行機やヘリコプターではなく、大型船を操るような感覚で操縦することを推奨しています。また、速度が遅いため、追い風を最大化し向かい風を最小化する高度選びが重要だとしています。
『Microsoft Flight Simulator 2024』は、Xbox Series X|S、Xbox on PC、Xbox Cloud Gaming、PlayStation 5、Steamで配信中で、Xbox Game Passにも対応しています。
参照元: Xbox Wire