roccay氏が開発したポイント&クリック型ホラーアドベンチャー『稗: The Dream Of A Cockspur』の開発者インタビューが、Game*Sparkにて公開されました。本作は2025年7月22日にPC向けにリリースされ、日本語にも対応しています。
孤島を舞台にしたサバイバルホラーADV
『稗: The Dream Of A Cockspur』は、孤島に墜落した“謎の物体”を調査するために現地を訪れた主人公を描くホラーアドベンチャーです。2週間の調査を終えて帰還する直前、唯一の移動手段だった漁船のエンジンが故障し、島に取り残されてしまうところから物語が進行します。プレイヤーは救助を待つ間に島内の各所やアイテムを調査し、他の調査員たちの素性や主人公との関係性を解き明かしていきます。
価格は790円で、Steamにて配信中です。
シュルレアリスムに着想を得た演出
インタビューによると、開発者のroccay氏は本作の特徴について「奇妙な人物たち、映像と食い違うテキスト表現、そして不思議な演出が生み出す独特の違和感」にあると述べています。シュルレアリスムにおける「構造を壊すことで違和感を生み出す」という考え方への関心が制作の背景にあり、一時期SF小説に熱中したことが開発のきっかけになったとのことです。
影響を受けた作品としては、アイザック・アシモフの小説や「ウルトラマン」シリーズを挙げているほか、演出面ではスタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』などを参考にしたとしています。ホラー表現に関してはyames氏の短編ホラーゲームを研究したとのことで、これまでプレイしたSFゲームで最も印象に残っている作品として『SOMA』の名前を挙げています。
日本語対応と今後のアップデート方針
日本語ローカライズはPLAYISMが協力しており、roccay氏は「日本地域からのウィッシュリストの割合は常に非常に高い」と語っています。ローカライズ作業では、プログラム面の問題や作品の雰囲気に合う日本語フォントの選定に苦労したとのことです。リリース後にはX(旧Twitter)で日本のプレイヤーによるファンアートや考察記事が投稿されており、開発者として光栄に感じているとコメントしています。
今後のアップデートについては、パズルの操作や誘導をさらに最適化し、謎解きがストーリー体験の妨げにならないよう調整を進めていく方針が示されました。また配信や収益化については問題ないとの回答も寄せられています。
参照元: Game*Spark