『Heroes of Might and Magic: Olden Era』早期アクセス版がIGNでレビュー、シリーズの本質を捉えた良スタートと評価

『Heroes of Might and Magic: Olden Era』早期アクセス版がIGNでレビュー、シリーズの本質を捉えた良スタートと評価

ターン制ストラテジーの金字塔として知られるシリーズ最新作『Heroes of Might and Magic: Olden Era』の早期アクセス版について、海外ゲームメディアのIGNがレビュー記事を公開しました。同作はシリーズの黄金期とされる『Heroes of Might and Magic 3』の作風への回帰を主軸としており、復帰勢と新規プレイヤーの双方を満足させるスタート地点であると評されています。

シリーズの本質に立ち返った作風

レビューによれば、本作の基本的なゲームプレイは見下ろし型のマップ上で英雄と都市を運用し、ターン制でユニットを進軍させ、ヘックスグリッド上での戦術バトルを行うという、シリーズ伝統の構造を踏襲しているとのことです。マップ上には資源や雇用可能な兵士、装備品といった収集要素が密集して配置されており、敵の守護者を突破しながら勢力を拡大していく流れが基本となります。

また、新作にあたって敵の強さがツールチップで明示される仕様や、マップごとに重要拠点の配置がランダム化される要素など、現代的な調整も加えられていることが紹介されています。

6つの勢力と新モードの実装

本作には6つの勢力が登場し、それぞれが個性的なユニット構成を持っています。聖騎士や天使を擁する「Temple」、悪魔的な「Inferno」に代わる虫型勢力「Hive」、そして完全新規の氷の異端カルト「Schism」などが用意されており、各勢力ごとに異なる戦略アプローチが求められると報じられています。

ゲームモードとしては、物語に焦点を当てた「Campaign」、CPUまたはオンライン対戦の「Classic」、英雄1体に絞った「Single-Hero」、そしてトレーディングカードゲームのようなドラフト形式で対戦する新モード「Arena」が実装されています。レビューでは特にArenaモードと、新規プレイヤーにも入りやすいSingle-Heroモードが好意的に取り上げられています。

早期アクセス版としての課題

一方で、早期アクセス版ゆえの課題も指摘されています。Campaignモードではスキップ不可のカットシーンや進行に関するバグ、都市建設や法律システムなど主要な機能が制限される点などが挙げられました。また、英雄が習得する呪文がランダム要素に依存するため、キャラクター性と魔法構成が必ずしも一致しないこと、各勢力の都市建設システムに機械的な差別化が乏しいことなども言及されています。

IGNは総評として、本作はリメイクではないものの、優れたリメイクが守るべき作法に従った作品であるとし、シリーズの中核は健在であると結論付けています。今後数か月で調整やリバランスが必要な部分は残るものの、早期アクセス版の現時点でも、往年のファンと新規プレイヤーの双方を満足させられる出来栄えになっているとのことです。

参照元: IGN