2001年に発売されたドイツ産アクションRPG『Gothic』のリメイク作品『Gothic 1 Remake』が、2026年6月6日にPC(Steam)/Xbox Series X|S/海外PS5向けに発売されました。これに合わせて海外メディアによるレビューが公開されており、その評価がまとまっています。なお、国内PS5版は6月11日発売予定です。
原作の精神を受け継ぐリメイク作品
本作は、鉱山に送り込まれた名もなき囚人を主人公に据えたオープンワールドRPGです。反乱により無法地帯と化した鉱山で、プレイヤーは自らの行動によって世界の在り方を変えていくことになります。開発元は、原作の探索要素を基調としつつ、現代的な表現手法へとアレンジしたとしています。
海外メディアのスコアと評価
Metacriticのメタスコアは、記事執筆時点でPC版が73点(レビュー9件)、PS5版が66点(レビュー4件)となっています。Xbox Series X|S版は規定のレビュー数に達しておらず、スコアは算出されていません。
主なメディアのスコアは以下の通りです。
- GAMES.CH: 85/100(PC)
- GameSpace: 75/100(PC)
- PlayStation Universe: 65/100(PS5)
- PC Gamer: 60/100(PC)
- Eurogamer Germany: 60/100(PC)
- Finger Guns: 50/100(PS5)
高評価をつけたGAMES.CHは、プレイヤーに主導権を委ねるという2001年当時のビジョンを妥協なく貫いている点を評価しています。一方、ガイドのほとんど存在しない不親切な設計については、プレイヤーを選ぶ要因にもなり得ると指摘しました。GameSpaceは「コロニー」を知るベテランから初心者まで満足できる体験になるとしています。
技術的な問題を指摘する声も
中位・下位のスコアをつけたメディアからは、技術的な課題に関する指摘が目立ちます。PlayStation Universeは、PS5版についてパフォーマンス上の問題やグラフィックスの粗さ、30FPS制限などを挙げ、新規プレイヤーへの推奨は難しいと述べています。
Finger Gunsはさらに厳しく、バグやクラッシュ、オーディオの不具合、パフォーマンス上の問題を指摘。「魅力的な作品が潜んでいるものの、売り物にするにはさらなる磨き上げが必要だ」と評しました。
Eurogamer Germanyは、かつての『Gothic』独特の雰囲気を求めるファンには勧められるとした上で、「過去10年間に登場した50作品以上のRPGが、何らかの形でこのいにしえの巨人から恩恵を受けている。そして、それらの作品はどれも本作よりはるかに優れている」とも述べており、原作の影響力の大きさと現代のRPGとの差を指摘しています。
総じて、原作に忠実なリメイクとしての姿勢は支持されつつも、技術的な完成度や現代の基準に照らしたゲームデザインの面で課題が残る評価となっているようです。
参照元: Game*Spark