ソリティアパズルホラー『Forbidden Solitaire』開発者インタビュー、90年代CD-ROMゲームの世界観と映画「ウィッシュマスター」からの影響を語る

ソリティアパズルホラー『Forbidden Solitaire』開発者インタビュー、90年代CD-ROMゲームの世界観と映画「ウィッシュマスター」からの影響を語る

Grey Alien GamesとNight Signal Entertainmentが共同開発したソリティアパズルホラー『Forbidden Solitaire』について、両スタジオへのインタビュー記事がGame*Sparkに掲載されました。本作は2025年5月1日にPC向けにリリースされ、Steamのユーザーレビューで「圧倒的に好評」を獲得しています。

2つのインディースタジオによるコラボレーション作品

『Forbidden Solitaire』は、イギリス・ドーセットを拠点とする夫婦チーム「Grey Alien Games」と、アメリカ・ユタ州を拠点とする「Night Signal Entertainment」による共同開発作品です。Grey Alien Gamesは20年にわたりインディーゲームを開発しており、『Regency Solitaire』『Shadowhand Solitaire』などのソリティアゲームを手掛けてきたスタジオ。一方のNight Signal Entertainmentは、ホラーゲーム『Home Safety Hotline』の開発チームとして知られています。

本作は「1995年のCD-ROMから発見された、論争を巻き起こした過去を持つとされる1本のゲーム」に挑むという設定のホラー作品です。プレイヤーは90年代風のグラフィックで描かれた地下迷宮を探索しつつ、カードを取り除くソリティアに挑戦します。作中には実写映像や音声クリップも盛り込まれており、それらを通じて『Forbidden Solitaire』が「なぜ禁じられたのか」という背景が明かされていく構成になっています。

インスピレーション源となった90年代の作品群

インタビューによれば、コラボレーションのきっかけはNight Signal EntertainmentのNick Lives氏から送られた1ページの企画書だったとのこと。Grey Alien Gamesの創設者Jake Birkett氏によるGDC講演を聞いて以来、同スタジオの活動を追っていたことが背景にあると語られています。

開発にあたって影響を受けた作品として、Jake Birkett氏は『Realms of the Haunting』(1996年)、『The 7th Guest』、Roberta Williams氏がデザインした『Phantasmagoria』、そしてPlayStationの初代『バイオハザード』を挙げています。Nick Lives氏は『Harvester』『ダークシード』『Sanitarium』などを再プレイした経験に触れつつ、これまでプレイした中で最も怖かった作品として1995年の『The Dark Eye』を挙げました。

また映画からの影響としては、1997年のホラー映画「ウェス・クレイヴンズ ウィッシュマスター」が主要なインスピレーション源の一つになっていることが明かされました。

リリース後の展開と今後

リリース後、Steamでのレビュー評価は「圧倒的に好評」を獲得し、インタビュー回答時点で1,700件近くのレビューが寄せられているとのこと。ローンチ以降には「New Game+難易度モード」が追加されたほか、購入者向け特典としてアートブック「Forbidden Solitaire: The Making Of」もリリースされています。

両スタジオは、次なるプロジェクトの開発にすでに着手していることを明らかにしましたが、詳細については伏せられています。なお本作は現時点で日本語には非対応で、公式なローカライズ予定もありませんが、有志による翻訳データの制作・配布は歓迎するとのことです。『Forbidden Solitaire』はSteamにて2,050円で配信中です。

参照元: Game*Spark