『Badassgard』開発陣が語るショットガン一本に絞ったローグライトシューターの狙い[BIC2026]

『Badassgard』開発陣が語るショットガン一本に絞ったローグライトシューターの狙い[BIC2026]

韓国・釜山で開催中のインディーゲームイベント「BIC2026」において、韓国のデベロッパーTHECOVEが開発中のローグライトシューター『Badassgard』が出展されました。北欧神話をモチーフにした世界観の中で、バイキングがショットガンを撃ち込むというユニークな作品です。

ショットガン一本に絞った設計思想

本作は、世界を汚染した異端者を討ち倒して浄化していくというストーリーを持つローグライトシューターです。特筆すべきは、プレイヤーが選択できるクラスや複数の武器種が存在せず、使用武器がショットガンのみに絞られている点です。

THECOVE CEOのキム・デソプ氏によれば、既存のクラス制ローグライトに対する飽和感があったこと、また「ショットガン」というコンセプトの上にさらにクラスを重ねると、かえって表現できる幅が制限されてしまうと判断したことが、この振り切った設計の理由とのことです。ルーンや魔法が飛び交う世界にショットガンを持ち込むという発想は、SNS上でも面白がる反応が寄せられていると言います。

ショットガンにビルドの多様性を集約

武器種を絞った代わりに、ショットガン自体のバリエーションが豊富に用意されています。基本のポンプアクション式に加え、連射可能なタイプ、近接戦闘向けのタイプなど、本来ならクラスが担う役割分担をショットガンそのものに詰め込む設計となっています。

ランの最中は敵を倒して「オーパーツ」と呼ばれるアイテムを入手し、提示される3つの選択肢から1つを選ぶことでショットガンが強化されていきます。ここに4種類の「恩恵」が組み合わさることで、同じショットガンでも仕上がりが変化するとのことです。バースト射撃や地雷設置といったスキルも用意されていますが、あくまでメインはショットガンとなります。

ダンジョンはモジュール単位で構成されており、ランを開始するたびに内部のオブジェクト配置が変化。さらに1つのモジュールには3方向の通路が用意され、どのルートが接続されるかもランダムに決定されるため、マップ全体の形状が毎回変わる仕組みです。マルチプレイにも対応しており、1人が倒れてもゲームオーバーとはならず、倒れたプレイヤーはサポート役に回れる設計となっています。

開発体制と今後の展望

開発元のTHECOVEは2022年設立、11名体制のスタジオで、PCゲームとしては本作が第1作にあたります。会場出展版のプレイタイムは、1度も倒れずに進んだ場合で約50分、慣れたプレイヤーで約30分程度。Steamで公開中のデモ版では平均プレイタイムが2時間ほどに達しているとのことです。

キム氏は会場での手応えについて、コアシステムやゲーム全体の雰囲気には好評を得ている一方、操作性や利便性の面には改善の余地があると語りました。コアシステムはすでに完成しており、今後はコンテンツの拡充とQA、最適化に注力していくとのことです。Steamではシングルプレイ限定のデモ版が公開されています。

参照元: 4Gamer.net