ライアットゲームズは公式Xアカウントを通じて、『VALORANT』のアンチチートシステム「Vanguard」の最新アップデートに関する声明を発表しました。同アップデートが無効化するのはチート用デバイスのみであり、通常のPC本体やパーツ、ソフトウェアに損傷を与えるものではないことが明らかになりました。
発端となった「6,000ドルの文鎮」投稿
5月22日、ライアットゲームズの公式Xアカウントは「6,000ドルの最新“文鎮”オーナーにおめでとう」というコメントとともに、多数のデバイスが写った画像を投稿しました。この投稿は、『VALORANT』の「Vanguard」最新アップデートによりSATA/NVMeを利用したDMA(ダイレクトメモリアクセス)チートが防がれるようになったとする、ユーザーのポストを引用したものでした。
DMAチートは外部ハードウェアを介してメモリにアクセスする手法で、検出が難しいことから高額な専用デバイスが販売されていました。今回のアップデートはそうした高価なチート用機材を無価値化するものだと報告されていましたが、引用元のポストには「チート対策がトリガーされるとSATA/NVMeファームウェアの大部分が永久的に破壊される」との記述があったため、一部のユーザーから不安の声が上がっていました。返信欄には「ライアットゲームズがユーザーのPCを完全に使えなくする権利を持っているということか」といったコメントも見られたとのことです。
無効化対象はチート用デバイスのみ
5月23日、ライアットゲームズ公式Xアカウントは「事態が急速にエスカレートした」として補足説明を投稿しました。同社は「Vanguard」について「ハードウェアに損傷を与えたりデバイスを無効化したりすることはない」と明言しています。
5月22日の投稿に写っていた機材は、明確に『VALORANT』向けチート用デバイスとして販売されていたものであり、通常のPCやPCパーツではないと説明。最新アップデートで無効化したのはそうしたチート専用デバイスであるとし、「PC本体やパーツ、ソフトウェアを故障させることは一切ない」と強調しました。
また、チートデバイスがブロックされた後も使用を試み続けた場合にはハードウェア障害や不安定な動作を引き起こす可能性があるものの、それはあくまで同社のゲーム上でチートデバイスが機能しなくなることを意味するのみで、ユーザーのPCそのものが使用不能になるわけではないと重ねて説明しています。
ライアットゲームズは、これらの機能はDMAチートデバイスを使用していない一般プレイヤーには一切影響を及ぼさないとも付け加えています。
参照元: Game*Spark