古代ポンペイ再建SLG『Pompeii: The Legacy』開発者インタビュー、影響を受けた作品に『テルマエ・ロマエ』

古代ポンペイ再建SLG『Pompeii: The Legacy』開発者インタビュー、影響を受けた作品に『テルマエ・ロマエ』

クロアチアのインディースタジオSiscia Gamesが開発し、2025年4月10日にPC向けにリリースされた街づくりシミュレーション『Pompeii: The Legacy』について、開発者のŽeljko Kos氏へのインタビューがGame*Sparkに掲載されました。日本語に完全対応した本作の制作背景や、今後のアップデート方針などが語られています。

古代ポンペイを舞台にした街づくりシミュレーション

『Pompeii: The Legacy』は、西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火から20年後の古代都市ポンペイを舞台にした街づくりシミュレーションです。プレイヤーは灰に覆われた街の再建を目指し、給水システムや物流、交易、教育、医療といった要素を管理しながら、ローマ帝国の階級社会を切り抜けていきます。キャンペーンモードでは数十年にわたるストーリーが展開され、同じ一族の何世代にもわたる歩みを追体験する構成となっています。

開発を手がけたŽeljko Kos氏は25年以上のキャリアを持つ開発者で、これまで『Starpoint Gemini』『Patron』『Aquatico』などのタイトルに携わってきました。本作はKos氏にとって初の完全ソロプロジェクトで、ゲームデザインからエンジンのプログラミング、各種調整までを一人で担当したとのことです。

影響を受けた作品と日本語ローカライズ

インタビュー内でKos氏は、本作が『Caesar III』『Pharaoh』『Zeus』『Emperor: Rise of the Middle Kingdom』といったクラシックな都市開発ゲームから強い影響を受けていると述べています。また映画やドラマからも着想を得ており、「グラディエーター」「ROME[ローマ]」「ポンペイ」といった作品に加え、日本の作品「テルマエ・ロマエ」がお気に入りの一つであると明かしました。ローマの浴場を通じて古代ローマと現代日本を結びつけたアイデアを「非常に巧妙で面白い」と評しています。

日本語対応については、Kos氏の家族である日本語ネイティブスピーカーが翻訳を担当したとのことです。単純な翻訳にとどまらず、自然な日本語表現になるようローカライズが行われたと説明しています。誤訳や改善提案があれば、メールでの連絡を歓迎するとしています。

今後のアップデート方針と次回作

今後については、無料のコンテンツアップデートと遊びやすさの改善を継続する方針が示されました。大型アップデートとして、壁・塔・門の追加など都市の防衛面を拡張する計画があるほか、ゲームプレイのバランス調整や要望の多い機能追加にも取り組む予定です。

また、Kos氏は次回作として宇宙を舞台にしたシングルプレイヤーRPG『Farlane』の開発にも着手していることを明かしています。ただし『Pompeii: The Legacy』のアップデートも長期にわたって継続するとのことです。

本作はSteamで配信中で、通常価格は2,450円。7月10日までは44%オフの1,372円で購入可能です。

参照元: Game*Spark