ゲームメディア「電ファミニコゲーマー」を運営する株式会社マレが、2025年5月22日から24日にかけて京都市勧業館みやこめっせで開催されたインディーゲームイベント「BitSummit PUNCH」にゴールドスポンサーとしてブースを出展しました。ゲームメディアがイベントに大規模ブースを構える事例は珍しく、その背景についてブース担当者である嘉山優氏がインタビューに応じています。
ゴールドスポンサー枠を活用、公募による特別推薦枠を設置
今回の出展は、電ファミがプロモーションやパブリッシングに協力しているタイトルの露出が主目的とのことです。BitSummitのゴールドスポンサーにはSteam特設ページ上の露出枠が10タイトル分与えられており、そのうち5枠を「特別推薦枠」として一般公募することが1月に告知されました。
応募は100件以上に及び、編集部メンバーが全タイトルに目を通し、ビルドが提供されたものは実際にプレイした上で選考が行われました。最終的に選ばれたのは、『UGOMEKU NOTE』『Under A Groove』『コロコロフレンズ』『Re:Connect』『クトゥルフ神話カードゲームADV Erase-missing link-』の5タイトル。募集条件として掲げた「ユニークなゲームであること」に沿って、いずれも個性の強い作品が集まったといいます。
選考通過タイトルの開発者に対しては、ストアページの公開時期や初報プレスリリースの打ち方についてアドバイスを行うなど、メディアとしてのサポートも実施したとのことです。
パブリッシング事業と「第四境界」新作の展示
ブースでは特別推薦枠に加え、電ファミがパブリッシングやプロモーションに関わる『Pain Pain Go Away!』『ヴェリタステイルズ:暗黒城の魔女』『多砲塔神教』『勇者パーティはぜんめつしました。』『Saga & Seeker』『事故物件だよ!うらみちゃん』の6タイトルも出展。さらに、同社が運営するARGクリエイター集団「第四境界」の新作『人のゲームカセット』も初お披露目され、一般販売されないゲーム機の展示に多くの来場者が集まりました。合計12タイトルの試遊台は、一般日にはいずれも埋まる状況だったとのことです。
嘉山氏によれば、パブリッシング事業に取り組む理由は「メディアだけではやりきれないことが多い」という問題意識にあるといいます。発売直前に相談を受けても記事化などの「点」の協力しかできないため、より早い段階から継続的にサポートできる体制を目指したとのことです。ただし開発リソースは持たず、宣伝や届け方の設計に特化したパブリッシャーを志向しているといいます。
今後の展望
今後もインディーゲームイベントへの出展は継続する意向を示しつつ、規模や形式は未定とのこと。特別推薦枠の実施についても、タイミング次第で検討するとしています。嘉山氏は「あくまでゲームがファースト、プロダクトファースト」という姿勢を強調し、開発者への恩返しと業界内での認知拡大の両面を意識した取り組みであることを語りました。
参照元: インサイド