ドイツのゲーム・アニメーションスタジオ「Studio Seufz」が開発したローグライクアドベンチャー『Lucky Tower Ultimate』の開発者インタビューが、Game*Sparkにて公開されました。本作のデザイン思想や今後の展開について明らかになっています。
カートゥーン調のおふざけローグライト
『Lucky Tower Ultimate』は、2025年4月17日にPC向けに正式リリースされたローグライクアドベンチャーです。カートゥーン調のグラフィックが特徴で、プレイヤーは罠や敵が待ち受けるダンジョンを進み、囚われの仲間を救出しながら脱出を目指します。あらゆるオブジェクトを活用した戦闘や、バナナの皮で滑って即死するといった予測不能な展開が用意されているとのことです。価格は1,700円で、記事執筆時点では日本語には対応していません。
Studio Seufzはこれまでに『Murder』や『ザ・ロンギング』などを手がけており、Flashゲーム全盛期にゲーム開発をスタートしたことから、当時のコミュニティのユーモアセンスから強い影響を受けていると語っています。
「もしこうしたらどうなる?」に応えるデザイン
本作の特徴について開発チームは、ユーモアやフルボイスの会話、プレイヤーの行動にキャラクターが感情的に反応する要素にフォーカスしたローグライトである点を挙げています。ゲームデザインにおける最大のインスピレーションは、プレイヤーが抱く「もしこれをやったらどうなるか?」という疑問に答えを用意することだったといいます。
また、ジャンルの共通システムに疑問を投げかけ、世界観の中で辻褄が合う形で実装することにもこだわっており、例としてリスポーンには「魔人の入った魔法のランプを見つけ、もう一度チャンスがほしいと願った」という理由付けがなされていることが明かされました。
ビジュアル面では「Kid Paddle」などのフランス・ベルギーのマンガから、設定面ではドイツの民話や伝承からインスピレーションを得ているとのことです。
ユーザーの反応と今後の展開
リリース後のフィードバックについて、開発チームは「熱心なプレイヤーたちが解き放った狂気の数々」がお気に入りだと語っています。中には本作での「最もトラウマ級な死に様」をまとめた動画集を作ったプレイヤーもおり、開発チームの改善にも役立ったといいます。「アドベンチャー・タイム」の生みの親であるペンデルトン・ウォード氏が公式Discordサーバーに参加し、GIFを投稿してくれたエピソードも印象深い出来事として紹介されました。
今後のアップデートについては、快適性の向上を含む調整を計画中とのこと。加えて、コミュニティ投票で人気の高かった「ゲーム内ペット」の実装も将来的に予定されているそうです。日本語対応については現時点で発表できる情報はないものの、将来的なローカライズは計画しているとのことです。
参照元: Game*Spark