Playground GamesとTurn 10 Studiosは5月22日、レースゲーム『Forza Horizon 6』に関する開発者メッセージを公開し、対戦相手AIについて「特に高難易度モードにおいて速すぎるという意見の調査を進めている」と発表しました。プレイヤーから挙がっているフィードバックを受けての対応となります。
機械学習AI「Drivatar」への不満
『Forza Horizon 6』は、シリーズ初の日本を舞台としたオープンワールド・ドライビングゲームで、PC(Steam/Microsoft Store)およびXbox Series X|S向けに配信されています。東京の市街地から峠道まで、さまざまなロケーションでのドライブやレースを楽しめる作品です。
本シリーズのNPC対戦相手には、プレイヤーの走行データを学習して構築される「Drivatar」と呼ばれるAIが搭載されています。『Forza Horizon 6』では難易度別に9種類の設定が用意されており、個々のDrivatarがそれぞれ固有の特性を持つとされています。世界中のプレイヤーをモデルにしているため、クリーンな走りをするものから、強引な追い抜きや接触を仕掛けてくる攻撃的なものまで個体差があるとのことです。
しかし高難易度設定では、ときおり理不尽と感じるNPCが登場するとして、一部ユーザーから不満の声があがっていました。具体的には、車両の性能に見合わないほど直線の加速が優れている点や、雨など滑りやすい路面でもグリップを保ったままコーナーを曲がり切る点など、プレイヤーと同等の条件で走行しているとは感じにくいといった指摘が寄せられています。また同じ難易度設定であってもレースごとに特定のNPCの速さが大きく異なるとして、難易度設定そのものの不安定さを指摘する報告も海外掲示板で見られます。
開発元が改善点の筆頭に明記
開発元のPlayground GamesとTurn 10 Studiosは5月22日に公開したメッセージにおいて、プレイヤーへの感謝を述べるとともに、フィードバックに基づくゲーム体験の改善を継続していると説明。バグ修正や最適化に加え、現在取り組んでいる重要な改善点の筆頭としてDrivatar AIのバランス調整を挙げています。
メッセージでは、特に高難易度レベルにおいてAIのスピードが速すぎるとの意見を認識しており、現在調査を進めているとのことです。データを精査したうえで具体的な改善策が決まり次第、あらためて報告するとしています。
Drivatarは学習データに基づいて挙動が変化する機械学習AIであり、開発者がいちから設計するAIとは異なる仕組みを持ちます。そのため調整にあたっては綿密な調査が必要になるとみられます。本作はシーズン制での運営が予定されており、毎月のアップデートによって新たな車両や追加コンテンツが配信される計画です。
参照元: AUTOMATON