スペイン・バルセロナのインディーゲームスタジオUndercodersが開発したアーケードスタイルの3D電車トリックアクションレース『電車アタック(Denshattack!)』のレビューが、Game*Sparkに掲載されました。同記事では、スケートボードゲームの操作体系を電車に応用した独特のゲームプレイと、Y2K時代の日本カルチャーを想起させる作風が高く評価されています。
スケボー感覚で電車を操るトリックアクション
本作は2026年7月16日にリリースされたタイトルで、対応機種はPC(Steam、Microsoft Store)、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2。価格は2,420円で、Xbox Game Passにも対応しています。パブリッシャーはGame Source EntertainmentおよびFireshine Gamesが担当しています。
ゲームプレイは、ジェットコースターのように起伏に富んだ線路の上を電車が走り、ジャンプ、フリップ、グラインドといったトリックを繰り出してスコアを稼ぐという内容です。操作はコントローラーのL/RトリガーとL/Rスティックのみとシンプルで、その組み合わせで多彩なアクションを実現できるとされています。ディレクターのDavid Jaumandreu氏は、操作体系やスコアシステムについて『Tony Hawk's Pro Skater』シリーズからの影響を語っています。
収録されるステージ「トラック」は50以上。日本の各地方や都市、施設をモチーフとしており、既定コースを進むもの、レースサーキット、スコアアタック、ミッション達成型、ボス戦の5タイプに大別されるとのことです。
ディストピア日本を舞台にした少年漫画的ストーリー
物語の舞台は、大規模な環境汚染と気候変動により富裕層が空気清浄ドーム型都市に暮らす架空の日本。ドーム間を結ぶ超音速鉄道システム「VACTRAIN」の敷設により廃線となった既存路線が、ドーム外の人々にとっての「電車」文化を生み出したという設定です。
主人公は大分・別府で電車を用いたラーメン配達を営む荒木絵美。フリージャーナリストの玉城フェルナンドとの出会いをきっかけに、彼女は「電車アタック」の世界へ足を踏み入れ、各地方のギャングや大企業「未来道」を巻き込む日本縦断の旅へと発展していきます。レビューでは、テンポの良い演出と軽快なノリによって、少年漫画の王道を思わせるストーリー展開が実現していると評されています。
豪華なコンポーザー陣が参加するサウンドトラック
本作は音楽面でも注目を集めており、gamescom award 2026のBest Audio賞にノミネートされています。参加アーティストには、『ジェットセットラジオ』のRichard Jacques氏、『デイトナUSA』の光吉猛修氏、『ソニックマニア』のTee Lopes氏、『ペルソナ』シリーズの目黒将司氏やLotus Juice氏、『スプラトゥーン3』の永松亮氏など、ゲーム音楽で著名なコンポーザーが名を連ねます。加えてロックバンドのTHE DO DO DO'SやシンガーソングライターのmilkyPRiSMなど、ゲーム以外の分野で活動するアーティストも参加しています。
なお本作は、2026年5月開催の「BitSummit PUNCH!」で大賞ノミネート、8月の「gamescom award 2026」で4部門にノミネート。記事執筆時点でのSteamレビューは2,752件中98%が「おすすめ」となる「圧倒的に好評」を獲得していると紹介されています。Nintendo Switch 2版では体験版も配信中です。
参照元: Game*Spark