『VA-11 Hall-A』開発元の新作『.45 パラベラム ブラッドハウンド』2026年夏発売へ、開発者インタビュー公開

『VA-11 Hall-A』開発元の新作『.45 パラベラム ブラッドハウンド』2026年夏発売へ、開発者インタビュー公開

Sukeban Gamesが手掛ける新作アクションゲーム『.45 パラベラム ブラッドハウンド - サイバーパンクアクティブタイムアクション』が、2026年夏ごろにPC(Steam)向けに発売予定であることが、4月25日配信の「INDIE Live Expo」で明らかになりました。Game*Sparkは開発者のChristopher Ortiz氏へのメールインタビューを公開し、本作の制作背景や狙いが語られています。

開発体制と制作の経緯

本作のコンセプトは、Ortiz氏が2019年頃にミラノ周辺を旅行していた際に着想を得たものとのことです。当初は開発期間2年として始動したものの、本作はその後2度のリブートを経ており、現バージョンとしての開発が始まったのは2023年からだといいます。

開発チームはOrtiz氏のほか、プログラマー兼ライター、デザイナーのMerengedoll氏、音楽・SE担当のJuneji氏、マネージャーの山中Taku氏という5名体制が中心。一部の3Dモデルやアニメーション制作は外部のフリーランスに依頼しているとのことです。

バトルシステムと世界観

主人公「レイラ」は、肉体改造が日常化した環境で生まれ育った元兵士という設定。なぜ殺し屋となったのかは、ゲーム本編で明らかになる要素として伏せられています。

バトルはストアページで「初心者に優しく、ゲーマーはやりこめるアクティブタイムアクションシステム」と説明されており、スペル(バトル用の魔法)、インプラント(装備可能なアビリティ)、武器を組み合わせて戦うシステムとなっています。Ortiz氏は、プレイヤーが自分に合うバトルスタイルを突き詰めることで攻略しやすくなるという設計思想から、難易度設定は設けない方針であることを明かしました。登場する銃器はすべて架空のものだといいます。

PS1風ビジュアルに込めた意図

本作のアートスタイルは、いわゆる「ローポリグラフィック」を採用しています。Ortiz氏は『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』のリリース後、BlenderとUnityを用いてPS1スタイルの表現を研究してきたと語っています。低解像度のグラフィックがプレイヤーの想像力を補完する点に魅力を感じているとのことです。

また、『VA-11 Hall-A』がカラフルな色合いだったのに対し、本作では「温かみがない」トーンを意識したと説明。「人生から失われてしまった温かみを探し求める人物の物語」というテーマを、冷たく落ち着いた色彩で表現しているとしています。

インタビューでは、押井守監督の『攻殻機動隊』『パトレイバー』からの影響や、主人公レイラのインスピレーション元として女優の梶芽衣子氏(『女囚さそり』『修羅雪姫』など)の名前も挙げられました。さらに、グラスホッパー・マニファクチュア作品やキャラクター「クロヤナギシンコ」への愛着など、Ortiz氏の幅広い作品的バックグラウンドが語られています。

『.45 パラベラム ブラッドハウンド - サイバーパンクアクティブタイムアクション』は、PC(Steam)向けに2026年夏ごろ発売予定です。

参照元: Game*Spark