セガの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズが2026年で35周年を迎えたことを受け、東京ゲームショウ2026の会場で総合プロデューサーの飯塚隆氏が電ファミニコゲーマーのインタビューに応じました。シリーズの現状と今後の方向性、そして目指すべき最終地点について語られています。
35周年のテーマは「みんなで楽しめるソニック」
飯塚氏は、35周年というタイミングに合わせて新作をぶつけることは開発期間の都合上難しかったと説明した上で、今年のテーマを「ソニックファンがみんなでお祝いできる体験を展開すること」に設定したと明かしました。
その方針のもと、東京ゲームショウ2026には『ソニックレーシング クロスワールド』と『SONIC PICO PARK』の2作品が出展されています。従来の『ソニック』シリーズはひとりでじっくり遊ぶタイトルが多かったものの、今年は「みんなで楽しめる」ことをキーワードに施策を組み立てたとのことです。
このほか、アメリカで展開されているリアルイベント「カオスハント」や、ライブコンサートなども35周年施策として実施されています。
『フォートナイト』コラボは「アンドロイドソニック」で実現
2026年8月に実施された『フォートナイト(Fortnite)』とのコラボレーションについて、飯塚氏は数年前からオファー自体は存在していたものの、実現に至るまでには課題があったと明かしました。
銃撃戦がメインの『フォートナイト』に対し、ソニックは銃を持たないキャラクターであり、頭身も他のキャラクターと大きく異なるため、そのままの形で参戦させることが難しかったとのことです。今回のコラボでは、テイルスが製作したという設定の「アンドロイドソニック」を『フォートナイト』の世界に送り込むという形で実現しました。
飯塚氏は、コラボ案件においてはキャラクターとの相性やIPの良さを活かせるかを重視しており、条件に合わない案件は断ることもあると述べています。
外部スタジオとの協業姿勢
『SONIC PICO PARK』については、『PICO PARK』開発者の三宅俊輔氏に対して「ソニックじゃなくていいから『PICO PARK』を作ってほしい」と伝えたことが明かされました。ソニックのキャラクターを単にライセンス提供するのではなく、協業先のスタジオが持つ独自性を引き出すことを重視しているとのことです。2017年に発売された『ソニックマニア』でも同様のアプローチが取られました。
また、日本国内での展開を強化する施策として、プロeスポーツ組織ZETA DIVISIONへのソニックの期間限定加入なども実施されています。
目指す最終地点は「ディズニー」
今後の展望として飯塚氏は、1991年のシリーズ第1作から継承されている思想として、「ソニック」を世界中に広める活動の終着点は「ディズニー」であると語りました。ウォルト・ディズニーが育て上げたキャラクターのように、日常生活のあらゆる場所で目にする存在を目指しているとのことです。
ゲームがコアであるという姿勢は維持しつつ、映画やテーマパークなど、ソニックをより身近に感じられる展開を今後も進めていく方針が示されました。飯塚氏は、ソニックテーマパークの実現については「100周年ぐらいの時にはたどり着きたい」と語っています。
映画『ソニック・ザ・ムービー』シリーズは4作目の公開も控えており、シリーズはさらに拡大していく見込みです。
参照元: 電ファミニコゲーマー
