だるまと赤べこが開発・販売を手がけるAI駆動RPG『Instantale(インスタンテイル)』について、Game*Sparkがプレイレポートを公開しました。本作はAIをゲームマスターとして活用したテキストアドベンチャー風RPGで、2026年6月3日にPC(Epic Games)向けに早期アクセス配信が開始されています。価格は1,460円です。
AIによるキャラクターメイキングと自由な行動
本作はキャラクターメイキングから始まり、プレイヤーは名前・出自・外見を自分で入力するか、すべてAIに任せてランダム生成することができます。入力情報からはポートレートも自動で作成され、「残り才能」の範囲内で能力値ボーナスや初期所持金、年齢などを調整できる仕組みとなっています。
キャラクターは「ネブリスの街」から冒険をスタートし、冒険者ギルドでクエストを受注して進めていきます。AIが採用されているため街の人々と自由な会話が可能で、クエスト中の選択肢も提示されたものから選ぶだけでなく、任意のコマンドを打ち込んでAIに解釈させ行動することもできます。
死亡時のやり直し不可、シビアな難易度設定
Game*Sparkのレポートによれば、本作の難易度は非常に高く設定されているとのことです。プレイヤーキャラクターは死亡するとやり直しがきかず、再びキャラクターメイキングからの開始となります。さらに開始時には武器も防具も所持しておらず、徒手空拳のままでは最低難度の「カラス退治」クエストすらクリアが困難であると伝えられています。
レポート中では、装備を整えずに敵に挑んで即座に倒される場面や、難易度の上がった泥男との戦闘で返り討ちに遭う様子が紹介されています。クエストをクリアしても得られる報酬は控えめで、堅実な準備が求められる設計です。
宿屋システムと時間経過の概念
本作には「宿屋」のシステムが用意されており、「犬小屋」「簡易寝台」などの休息ポイントが存在します。「犬小屋」では日雇い労働でわずかな金額を稼ぐことができますが、最低4か月の時間が経過するとされています。スタミナが3以下になると「日雇い労働」が「乞食」に切り替わり、収入がさらに減少する仕様も確認されています。
「簡易寝台」では「休養を取る」でHPとスタミナが全快し、「他者と交流」でNPCとのイベントが発生する可能性があるほか、「訓練する」で経験値を稼いでレベルアップが可能です。ただし簡易寝台の利用にも長い経過月数と最低10Gの料金が必要となります。
レポートでは、バイトと訓練を繰り返した結果キャラクターが60歳の誕生日を迎え、犬小屋の中で老衰死するという結末も紹介されています。
80年代ゲームブックをAIで再現
Game*Sparkは本作について、コンピューターRPGとしては非常に難しく、チュートリアルも存在しないため人を選ぶ作品としつつも、「選択肢を間違えれば死が当たり前だった、80年代の高難易度ファンタジーアドベンチャーやゲームブックを、最新技術であるAIを用いて再現したゲーム」として評価できるとコメントしています。AIによるランダム生成で無数の冒険者を作成でき、自動生成されるゲームブック風のテキストや自由な行動入力といった要素は、他に類を見ないものであると報じられています。
参照元: Game*Spark