幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2026にて、『Mouthwashing』『No, I'm not a Human』『Buckshot Roulette』などを手がけるパブリッシャー「CRITICAL REFLEX」の創設者兼CEOであるRita Lebedeva氏がインタビューに応じ、同社のパブリッシング方針や今後の展開について語りました。
『No, I'm not a Human』は100万本を突破、1周年アップデートも
インタビューでRita氏は、昨年リリースされた『No, I'm not a Human』の販売本数が100万本を突破したことを明らかにしました。同氏は経済的な成功以上に、個人の物語や現代的なテーマを扱うことでコミュニティ間の議論を生み出した点に意義を感じていると述べています。
また、9月15日に迎えた本作の1周年に合わせて、新たなアップデートを制作中であることも発表されました。アップデートでは物語をさらに掘り下げる内容や、新たなエンディングの追加、人気キャラクターにフォーカスした要素などが盛り込まれる予定とのことです。
「新しい旨味」を探すパブリッシング方針
CRITICAL REFLEXは、耳垢を取り除くゲーム『Tiny Chills - Not From Ear』や、巨大な警官の監視から逃れる『Militsioner』、たぬきが主役の『TANUKI: Pon's Summer』など、独特な作品を多くリリースしてきました。
Rita氏はカタログの構成を「太陽系」に例え、大ヒット作という惑星の周囲を小規模なゲームが補完する形をイメージしていると説明しました。その上で、日本語の「旨味」という言葉を引き合いに出し、「世界中のプレイヤーに向けて、新しい旨味を見つけ出そうとしている」と語っています。
ゲームを選定する際にはビジュアルやマーケティングにおける「見せ方」も重視しているとのことで、結果としてアート面で個性的な作品が集まる傾向にあると述べました。
日本向けローカライズへのこだわり
日本市場での人気については、翻訳者のnicolith氏との3年以上にわたる協業について言及。単なるテキスト翻訳にとどまらず、『SOS Recordings』などでは文化的背景に関するコンサルティングも依頼しているとのことです。
敬語の使い方やキャラクター間の呼称、劇中に登場する飲料の缶といった細部に至るまで、日本を舞台にする作品はリアルな描写を追求していると強調しました。
今後の展開
Rita氏は、今年は名前を挙げられないものの大型タイトルのリリースを複数予定していることを明かしました。個人的なお気に入りとして『GIMMIKO』(来年発売予定)を挙げつつ、この秋後半に配信予定の情報番組「CR Time」でも新情報を発表するとしています。
参照元: Game*Spark
