先週発売されたRemedy Entertainmentの新作アクションアドベンチャー『Control Resonant』について、PlayStation公式ブログにて開発チームへのインタビューが公開されました。リードレベルデザイナーのAnne-Marie Grönroos氏、アートディレクターのElmeri Raitanen氏、リードゲームプレイデザイナーのSergey Mohov氏が、本作のアートデザインや技術面のこだわりについて語っています。
主人公ダイランに込められた"人間らしさ"
超能力を駆使するアクションゲームでありながら、本作では主人公ダイランに意図的に"生々しさ"を持たせているとのことです。Raitanen氏は「ダイランの動きや戦い方には、意識的な地に足の着いた感覚があります。すべての行動にコストがあることを示したかった」と説明しています。
Mohov氏によれば、Elevate(浮遊)能力の使用や重力操作は、ダイラン自身にとっても困難であることがアニメーションで表現されているとのことです。プレイヤーは超能力の感覚こそ知らないものの、つまずいたり転んだりする感覚には共感できるため、そこにキャラクターとの繋がりが生まれるとしています。
"Strange York"と呼ばれる独自のマンハッタン
前作『Control』の閉鎖的でブルータリズム建築を基調とした空間から、本作では舞台がマンハッタンへと大きく広がりました。開発チームはこれを"Strange York"と呼び、現実の再現ではなく映画的でレトロなアレンジを施した世界として構築したとのことです。
Mohov氏は「現実のニューヨークでは2022年頃に最後の公衆電話ボックスが撤去されましたが、Remedyのニューヨークにはまだ存在しています」と例を挙げています。また、超常的な脅威「Patterning」の登場によって、日常的な空間との対比が生まれ、超常現象の異質さが際立つ設計になっているとのことです。
マップ中央に配置された「The Central」は最も"普通"のエリアとして機能し、ベースラインとなる現実感を提供することで、他の超常エリアの驚きを引き立てる役割を担っています。
ボス「Resonant」のデザインとThe Gap
ボス戦は"スキルチェック"として設計されており、開発チーム全体からアイデアを募集した上で、プレイヤー体験に合致するものを選抜してプロトタイプ化する手法が採られたとのことです。Raitanen氏は「各Resonantボスは菌糸類や群体意識にインスパイアされたテーマの上に構築されており、荘厳さや神々しさを演出するため、中世の宗教画や教会建築を多く参考にしました」と述べています。
ダイランの精神世界を表す「The Gap」については、映画『トゥルーマン・ショー』のラストシーンなどからインスピレーションを得たとのことです。
PS5とDualSenseの活用
Mohov氏は、PS5のハードウェア性能により、描画距離の拡大、物理オブジェクトの増加、画面上の敵の数の増加が実現できたと語っており、「Resonantの1つのゾーンは、過去作のどのゾーンよりも大きい」とし、Remedy史上最大規模のゲームであるとしています。
DualSenseコントローラーの機能も積極的に活用されており、内蔵スピーカーを通したラジオ通信の受信や、アダプティブトリガーによる能力使用時のフィードバックが実装されているとのことです。
『Control Resonant』はPlayStation 5向けに発売中です。
参照元: PlayStation.Blog
