House Houseが開発し、Panicより2026年8月4日にリリースされた協力型アドベンチャーゲーム『Big Walk』について、同作が約6年の開発期間を経て制作されたものであったことが明らかになりました。ゲームジャーナリストのJason Schreier氏が、House Houseのプログラマーを務めるNico Disseldorp氏に行ったインタビューにて語られています。
着想の原点は「試合開始前ロビー」
『Big Walk』は最大12人でのマルチプレイに対応した協力型アドベンチャーゲームで、PC(Steam)/PlayStation 5/Nintendo Switch 2で展開されています。プレイヤーは3つの球で構成された鳥のような生物を操り、パズルやチャレンジが点在するオープンワールドを仲間と協力しながら探索していく内容となっています。
Disseldorp氏によれば、開発の出発点となったのは新型コロナウイルスの流行下でのオンライン交流だったとのことです。当時、House Houseのメンバーはオンラインでゲームをプレイする機会が増え、その中でチーム対戦型ゲームに実装されている「試合開始前ロビー」に着目したといいます。同氏は「ビデオゲームという枠組みがちょっと脇に追いやられる瞬間」が好きだったと振り返っており、ロビー内で飛び跳ねたりジェスチャーで交流したりする時間に価値を感じていたようです。
また、Zoom会議で大人数の通話中に少人数で会話したいと感じた経験も、ゲーム内空間に近接ボイスチャットを実装するというアイデアにつながったと語られています。
プロトタイプから正式発表、そしてリリースへ
パンデミック期間中に作られた初期プロトタイプは、木々やカラフルな物体が配置され、近接ボイスチャットが機能する世界だったといいます。歩くこと以外の要素はほとんどなかったものの、遅れたメンバーを待ちながら進む“ハイキング”のような雰囲気がすでに生まれていたとのことです。
その後、プロトタイプは正式なプロジェクトへと発展し、2023年のThe Game Awardsにて『Big Walk』として発表されました。House Houseは複数の協力パズルや、コミュニケーション手段として機能するアイテム、広大なオープンワールドを移動するための乗り物などを追加していき、ゲームの規模を拡大させていったといいます。この作り込みの過程で当初想定されていた2025年のリリースには間に合わず、2026年8月へと延期される形となりました。
リリース後の反響
『Big Walk』はリリース後、Steamユーザーレビューにおいて約1万件のレビューのうち97%が好評を示し、「圧倒的に好評」の評価を獲得しています。また発売から1週間足らずで売上本数100万本に達したことも報じられています。
インタビューの終盤では、Disseldorp氏が今後の展開について、当面はバグ修正に注力するとしつつ、アップデートの検討についても言及したとのことです。
参照元: AUTOMATON
